第３回都議会定例会、２８日に開会2016年09月20日号

　議会運営委員会（委員長・高木けい氏＝自民）が１４日開催され、第３回都議会定例会の日程などについて協議し、２８日開会１０月１３日閉会の会期１６日間とすることを決定した。夏の知事選で初当選した小池百合子知事と、都議会各党が公式に顔を合わせる場となる。

　２８日の開会日には小池知事による所信表明が行われる。小池知事の所信表明を受け、都議会各党による代表質問が１０月４日に、一般質問が５日に行われる。６日から１１日までは、付託された議案の審査が常任委員会で行われ、１３日の最終本会議ですべての議案を議決し閉会する。

　第３回定例会に都が提出を予定している案件は、待機児童対策で１２６億円規模の補正予算案のほか、知事の給与を特例措置として半分に減額するための条例案など計３０件。

所信表明に議会は注目

　７月の知事選で圧勝した小池知事は、都政改革本部の設置、築地市場の豊洲移転の延期など都政の動きを矢継ぎ早にメディアを通じて都民に伝えている。

　その一方、オール野党状態の都議会には就任直後のあいさつ回りで訪れた以後、ほとんど接触はないと言われている。

　都議会各党としては小池知事が所信表明で何を語るかに注目が集まっている。今後の都政運営にかける思いや議会との関係については勿論、具体的な施策についてどこまで触れるかに関心が寄せられている。

　仮に築地市場の移転延期及び豊洲新市場の盛り土問題に言及すれば、「食の安全」に関する問題だけに議会はどう臨むのか。知事の給与減額についても「都が実施すれば、他の道府県など地方自治体に及ぼす影響は大きい」との慎重意見もある。第３回定例会は都民の注目を集めそうだ。

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