北朝鮮に抗議決議2016年02月20日号
水爆実験やミサイル発射で
北朝鮮の水爆実験及びミサイル発射に抗議するため、都議会は17日、第1回定例会開会初日に決議を全会一致で採択した。
決議では、北朝鮮の一連の行動について「今回の暴挙は、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦であるとともに、核兵器による惨禍を唯一経験し、核廃絶を強く願う国民、都民の思いを踏みにじる」と厳しく非難している。決議の内容は次の通り。
北朝鮮の核実験及びミサイル発射に対する抗議決議
北朝鮮は、我が国を含む国際社会が強く自制を求める中、平成28年1月6日に、核実験を強行し、また、2月7日に、「人工衛星」と称する弾道ミサイルを発射した。
核実験は、一連の国連安保理決議や六者会合共同声明、日朝平壌宣言に明らかに違反するものであり、国際社会はこれを強く非難した。
にもかかわらず、さらに国連安保理決議等に明確に違反する弾道ミサイルの発射を行い、国際社会の平和と安全が脅かされる事態となったことは、断じて容認できない。
北朝鮮は、これまでも核実験、ミサイル発射などを繰り返しており、今回の暴挙は、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦であるとともに、核兵器による惨禍を唯一経験し、核廃絶を強く願う国民、都民の思いを踏みにじるものである。
東京都議会は、北朝鮮の核実験及び弾道ミサイル発射に対し、厳重に抗議する。
政府においては、国民の安全・安心の確保に万全を期すとともに、国際社会との連携を強化し、北朝鮮による核、ミサイル、拉致問題の早急な解決に向けて、これまで以上に強力な外交を展開するよう求めるものである。
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