ロンドン市と友好都市締結2015年10月20日号
東京都と英国ロンドン市は14日、友好都市の締結を交わした。都庁で行われた式典にはボリス・ジョンソン市長ら関係者が出席、舛添知事と共同宣言などに署名した。両都市は今後、都市づくり、環境、文化交流、交通、観光、大規模スポーツイベントの開催の6項目で交流・協力を図る。2020年の五輪を控え、都にとって強力なサポートとなりそうだ。
東京都と海外主要都市との友好都市関係の締結は、1996年のローマ市以来19年ぶりとなる。
今回の友好都市関係の提携は、昨年10月に舛添知事がロンドンを訪問し、ジョンソン市長と面会した際に、友好都市の提携が話題になったのがきっかけ。その後、協議が進められ基本合意に達した。都議会でもロンドン市との友好都市提携が認められたことから、正式に決定された。
今後、両市が交流・協力を進める、「大規模スポーツイベントの開催」では、2019年に日本で開催されるラグビーW杯、そして2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会での連携を視野に入れることになる。
共同宣言等署名式に臨んだ舛添知事とジョンソン市長は、終始にこやかな表情を絶やさず、署名後には硬い握手を交わした。
舛添知事は「今日は歴史的な素晴らしい日だ。オリンピック・パラリンピック大会を成功させたロンドン市の経験と、その後のレガシーを学ぶことで、2020年の東京大会の成功、そしてそれを契機とした、世界一の都市東京を実現したい」とコメントした。
ジョンソン市長は「オリンピックについては、東京が史上最大の素晴らしい大会を開催したという名誉を受けることについて、我々は何の躊躇もしていない」と、東京大会の成功を祈念した。
その後ジョンソン市長は都議会本会議場でスピーチを行い、集まった都議から拍手で歓迎された。
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