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東京消防庁 「バイスタンダー保険」導入へ2015年04月20日号
応急措置の推進図る
東京消防庁は、都民による応急措置の実施を推進するため、「バイスタンダー保険」を平成27年度に導入する。「バイスタンダー」とは、けが人や急病人が発生した際にたまたまその場に居合わせた人のことを指す。急病人には一刻も早い措置が必要なため、バイスタンダーによる応急措置が最も効果がある。
東京消防庁はこれまでも、救命講習などを実施して都民への普及を行ってきたが、感染症への恐れなどから、応急措置の実施をためらうケースがあることがわかった。
バイスタンダー保険は、こうした不安を解消するために考え出された。救命措置を行った人がけがをしたり、病気の感染が疑われる場合、治療費や検査費用の一部を保険会社が負担する。地震などの大規模災害時では対象としないという。
全国初の取り組みということで、他道府県の消防本部からの問い合わせも多いという。今後、保険の詳細を検討する。
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