日野市子ども部 子育て課
子育てしやすいまちを目指し、子育て支援の充実を図る日野市。一昨年、平成22年度から26年度までの5年間を対象とする「ひのっ子すくすくプラン」後期計画が策定された。
その子育て支援の施策のひとつ、駅前ミニ子育て支援施設「子育てカフェ モグモグ」は、子育て中の親子が食事に仲間づくりにと、気軽に利用できるカフェ。保育や幼児教育の専門スタッフが常駐しているので、子育ての悩みの相談もできる。
母親のストレス解消には欠かせない、「食事」と「おしゃべり」に注目したモグモグは、親同士のネットワークで評判が広がり、日野市以外の親子も訪れる人気ぶりだ。
実はこのモグモグ、カフェとしての営業を終えた後は、午後9時まで学童クラブ終了後の児童を預かる場となる。20名の定員は、利用者を募集するとすぐに埋まってしまうのだとか。
子どもたちに安全な居場所・遊び場を提供することを目的に実施されているのは、放課後子どもプラン事業「ひのっち」。放課後、学校の教室や校庭などで自由に遊べるよう、「ひのっちパートナー」と呼ばれる地域スタッフが見守りを行う。子育て課課長補佐の佐藤早苗さんは「放課後の時間を一緒に過ごすことで、大人と子どもの間に不思議な友情関係も生まれています」と話す。
地域に顔見知りができることで、挨拶や声かけといったコミュニケーションが生まれ、地域内での安全の見守りにも役立っているそうだ。日野市のすべての小学生を対象に全小学校で実施されており、今年6月で5年目を迎える。
「モグモグなどで知り合った人が子育てサークルをつくり、それがNPOに発展し子育てカフェを運営する。そんな風に子育て支援の輪がつながっていってほしいと思います」と佐藤さんは、理想を語ってくれた。
●問合せ/日野市子ども部子育て課 TEL 042・585・1111(内線2513)