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Town Topics 2018/6/20号2018年06月20日号
東京23区26市5町8村のまちの話題をピックアップして掲載しています。あなたのまちのとっておきの情報がありましたら、編集部までどしどしお寄せ下さい。お待ちしております。
(取材/山下 里美)
Town Topics 2018/6/20号
- 再築工事始まる 街のシンボル 旧国立駅舎 | 国立市
- 【高齢者支援】高齢者在宅生活 あんしん事業開始 | 練馬区
- 【ガイドブック】浮世絵で紹介 外国人向けガイドブック | 荒川区
- 【教育】早稲田大学と連携 外国語教育を充実 | 杉並区
- 【ひとり親家庭支援】家庭訪問型学習・生活支援事業 | 武蔵野市
- 【産業振興】農業機械で女子高生がレタス栽培 | 大田区
再築工事始まる 街のシンボル 旧国立駅舎
国立市
80年以上も国立市のシンボルとして親しまれた赤い三角屋根の旧国立駅舎。このほど再築工事が始まった。総工費は約10億円で、2020年2月の完成を目指している。
開業大正15年、解体前は大正13年に完成した原宿駅舎などに次ぐ古い木造駅舎だった旧国立駅舎。大きな半円形の窓と赤い三角屋根が特徴で、その個性的なデザインは、その後多くの駅舎のデザインの手本にもなったといわれている。
平成18年、JR中央線の高架に伴って惜しまれつつ解体されたが、近代国立開発の数少ない象徴的な歴史的建造物として、国立市有形文化財(建造物)に指定された。また、惜しむ声の高まりを受け、市はほぼ元の場所に、木造で復元することを決定。旧駅舎の柱や梁などは、解体後も将来復元ができるように、番号や記号を記し保存していた。
その後、平成29年にJR東日本と土地売買契約を締結。このたび旧国立駅舎の再築工事の開始が決定し、6月7日より着工した。一部には市で保存する部材も用いる。
駅舎内は、観光案内所および市の歴史や文化などを紹介する展示スペース、多目的スペースを備えた施設として整備。市は、旧国立駅舎に親しみをもつ人たちの思いに応えられるような、魅力的な施設の実現を目指すとしている。
●国立市国立駅周辺整備課国立駅周辺整備担当 Tel042・576・2111
【高齢者支援】高齢者在宅生活 あんしん事業開始
練馬区
練馬区では、ひとり暮らしの高齢者や、高齢者のみの世帯の高齢者が、安心して暮らせることを支援するため、見守り事業や配食サービスと緊急時の自宅への駆けつけサービスを一体的に提供する「高齢者在宅生活あんしん事業」を開始した。ボランティアや配食事業者の訪問時に応答がない場合に、本人や同居者からの通報がなくても警備員が駆けつけ状況確認、必要に応じて救援を行えるようになった。
【ガイドブック】浮世絵で紹介 外国人向けガイドブック
荒川区
東京商工会議所荒川支部は、江戸時代に描かれた荒川区内の名所を、現在の写真とともに紹介し、そのエリアの飲食店などを掲載した外国人向けのガイドブック「あらかわ名所浮世絵銘店めぐり」を発行。西日暮里観光案内所や、同支部窓口、訪日外国人が多い宿泊施設などで配布している。ガイドブックは「町屋・日暮里・三河島」版と、「南千住・汐入・三ノ輪」版の2種類で、歌川広重や葛飾北斎など合わせて15枚の浮世絵を使用し、寿司やラーメン、もんじゃ店など84店舗を紹介。ウェブサイトからも閲覧できる。
●問合せ/東京商工会議所荒川支部 Tel03・3803・0538
【教育】早稲田大学と連携 外国語教育を充実
杉並区
杉並区教育委員会は、早稲田大学教育・総合科学学術院と教育・研究活動に関する相互支援・協力を行う協定を締結。2020年から小学校で英語が必須科目になることへの対応や、eラーニング(発音に特化した英語研修)を活用した教員研修などを実施し、児童・生徒の能力の向上および教員の指導力の向上を図る。また、早稲田大学は学生が教育現場での体験を通して、職業意識を培い、大学での学びを充実させることを目指す。将来的には英語教育だけでなく、その他の教育活動においても連携を広げていく予定だ。
【ひとり親家庭支援】家庭訪問型学習・生活支援事業
武蔵野市
武蔵野市では、小学校4年〜中学校2年生までのひとり親家庭を対象とした家庭訪問型の学習・生活支援事業を開始した。学習支援員が保護者のいる時間帯に受講者宅を訪問し、国語・算数・数学・英語などのうち希望教科の指導を行うほか、コーディネーターが年に4回程度保護者と面談して、生活や育児、子供の進路などの相談に応じる。学習指導は週1回程度、2時間以内。受講料無料。実施期間は7月〜2019年2月まで(全32回)。
詳しくは武蔵野市公式ホームページにて確認できる。
【産業振興】農業機械で女子高生がレタス栽培
大田区
大田区の町工場が製作した水耕栽培の機械「植物工場」を使って、蒲田女子高等学校普通科の3年生13名がレタスを栽培している。「植物工場」は、土を一切使わず水と蛍光灯の灯り、種自体がもつ栄養分、初期肥料だけで作物を育てられる機械。大田区を中心とした企業10社で結成した「おおた農水産業研究会」が技術力のPRのため2016年に製作した。レタスは7月上旬〜中旬には収穫できる予定で、収穫後にはサラダにして試食する。10月以降に第2期の種まきを行い、土での栽培も同時に進める予定だ。
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