やらせ質問疑惑を否定2018年04月20日号
都民ファーストの会の樋口たかあき都議が昨年9月1日の経済・港湾委員会の中央卸売市場関係での質疑の際に、事前に都に送った質問案の文書作成者名が当時の東京都顧問だった小島敏郎氏だったことが16日に報じられ「やらせ質問ではないか」との指摘があがっているが、樋口氏は同日会見を開き「質問は私自身が作ったものであり、やらせ質問ではない」と強く抗議した。
樋口氏は質問案の文書作成者名のひとつが小島氏となっていることについて、「質問については8月31日から9月1日の間に4通の質問案を市場当局に送っており、最後の4通目の文書の作成者が小島氏で、最終保存者は私になっている」と述べ、樋口氏が築地再開発の経緯について調査する中で、小島氏が歴史的経緯や事実確認などを詳しく知っていることから話を聞いたことを説明した。
9月1日の質疑は5問行われたが、当時の石原知事に対する中央区の矢田区長からの要望に関する事実確認の質疑に、小島氏からの情報を反映したという。
当時、都の顧問であった小島氏に接触したことについては「市場問題の専門家として情報提供を受けたが、質問の指示を受けたことはない。しかし今後は疑念を持たれないようにしたい」と話した。
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