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Town Topics 2018/3/20号2018年03月20日号

 

東京都23区26市5町8村の話題をとり上げます

 東京23区26市5町8村のまちの話題をピックアップして掲載しています。あなたのまちのとっておきの情報がありましたら、編集部までどしどしお寄せ下さい。お待ちしております。

(取材/山下 里美)

 

Town Topics 2018/3/20号

 

自動ブレーキ装着車への買い替え支援

檜原村
自動ブレーキ搭載車

事故防止に有効な機能を備えた先進安全自動車 写真提供:東京トヨペット株式会社

 近年増えつつある高齢者による自動車事故。事故を減らすために、高齢者に免許の返納を促す取り組みが行われているが、さまざまな事情で応じられない人も多いのが実情だ。

 アクセル・ブレーキの踏み間違えなどによる高齢者の自動車事故が目立っている。運転免許証の自主返納が促されているが、「運転免許統計 平成28年版」によると、65歳以上の免許証自主返納は約32万7000件で、65歳以上の免許保有者の2%足らず。車がないと生活が不便などという理由から、自主返納をためらう人も多い。

 最近では、高齢者が衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)搭載の自動車に買い替えた場合、その費用を補助する動きも広まってきている。

 東京都の山間部にある檜原村は、人口の半数近くが65歳以上の高齢者だ。車は日常生活に欠かせない足だが、年金生活者も多く、自動ブレーキ搭載の新車購入には負担感がある。

 そこで檜原村では、平成29年度から70歳以上の村民が、自動ブレーキ搭載の新車を購入した場合、購入費の一部を補助する「高齢者先進安全自動車購入費補助制度」を始めた。

 補助対象となるのは自動ブレーキが搭載された先進安全自動車で、車線逸脱警報装置などの機能を有するもの。最大50万円を限度とし、車輌本体価格の3分の1を補助する。今年度は10台分の予算を予定していたが、申請者が多く20台分の予算を追加。3月12日現在、24台の申請があった。

●問合せ/檜原村福祉けんこう課福祉係 Tel042・598・3121

 

【自治体クラウド】住民情報システム共同利用に関する協定書締結

立川市・三鷹市・日野市

 立川市、三鷹市、日野市の3市は、「住民情報システム共同利用に関する協定」を締結した。住民情報システムとは、住民記録、税、保険、福祉などの市民窓口で利用する情報システムの総称。協定の締結により、平成34年の共同利用(自治体クラウド)を目指す。自治体クラウドとは、各自治体が自庁舎内で管理・運用している情報システムを、住民サービスの向上、業務効率化、コスト削減などを目的に、データセンターを活用してシステムを共同利用する仕組み。人口18万人規模の3市による事例は全国初。

 

【まちづくり】葛飾柴又が重要文化的景観に

葛飾区

 葛飾柴又が都内初となる国の重要文化的景観に選定された。帝釈天題経寺と近代以降に発展したその門前を中心に、農村の様子を伝える旧家や寺社などの景観、江戸川の矢切の渡しなど、下町情緒豊かな景観が残っていることが評価されたもの。区では柴又地区の歴史性を重視した魅力あるまちづくりの推進を目指し、文化的景観を保存するための取組みを行っており、昨年7月に文化庁に選定を申請していた。

 

【ふるさと納税】返礼目的でない健全な寄付へ

杉並区

 ふるさと納税が浸透するにつれ住民税の減収に苦しむ都市部の自治体。平成29年度、約14億円の減収となった杉並区、過熱する返礼品競争に一石を投じようと、寄付者が返礼を希望しない場合、返礼品相当額の品物を区内の児童養護施設などに贈る取組みを始めた。平成29年4月~12月までの「ふるさとチョイス」による寄付は117件、361万円。うち施設へのプレゼントに賛同し、返礼品を希望しない寄付は42件、162万円で、7施設に合計48万7000円分の区内共通商品券を贈ることができた。区は、今後も子供たちの福祉の向上につながる寄付の増加を目指していく。

 

【子育て】ベビーカー貸出し ベビ吉

武蔵野市

 武蔵野市では、ベビーカー貸出しサービス事業「ベビ吉」を吉祥寺駅周辺で行っている。ベビ吉は、店舗ごとのサービスとは異なり、ベビーカーを店舗外に自由に持ち出しでき、親子で吉祥寺のまち歩きが楽しめるのが特徴。市内在住者だけでなく、誰でも無料で利用できる。「ベビ吉」は、市内の中学生が、タウンミーティング形式の授業で市長に提案したことをきっかけに誕生。貸出し場所はアトレ吉祥寺店など5カ所、計22台が稼働している。貸出し時間は10時~18時。

 

【手続き・届け出】ペーパーレスでの課税・納税証明書発行

豊島区

 豊島区では、区民が「特別区民税・都民税(住民税)証明書」の交付を受ける際、専用ペンを使用してペーパーレスで申請する実証実験を始めた。これは机の上に順に映し出される氏名や使用目的などの欄に、専用ペンで入力する「プロジェクションマッピング技術」を利用したシステム。入力したデータは、文字データに変換され担当者に送られる。区では、このシステムによって利用者の利便性向上が期待できるとともに、年間約3万件以上ある申請書のペーパーレス化にもつながるとしている。実証実験は3月30日まで。

 

 

 

 

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