第3回定例会が閉会2017年10月20日号
受動喫煙防止条例が可決
先月20日に開会した都議会第3回定例会は5日、最終本会議を開き、知事提出の全議案を可決、都民ファーストの会と公明党などによる議員提出議案「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」を可決、意見書「私学振興に関する意見書」を採択し閉会した
共産党が提出した「東京都中小学校給食費の助成に関する条例」は共産と生活者ネットワークの賛成少数で否決された。
「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」は、子供を受動喫煙による健康への悪影響から保護するための措置を講じるもの。
家庭などで子供が同室の場合には喫煙をしないよう努める他、子供が同乗している自動車内での喫煙の禁止、公園等での受動喫煙防止に努めることなどを盛り込んでいるが、罰則はない。
厚生委員会の質疑では、自民党が子供の受動喫煙対策の必要性を認めたものの、家庭内のことを条例で規制することへの懸念を表明した。また条例制定を急ぐあまり実態調査ができていないとして継続審査を訴え、最終本会議では反対した。
第3回定例会は、突然の衆院選の解散を目前に控えた中で開催、小池知事が希望の党の代表に就任し国政に意欲を見せた。このため、公明党が小池知事に対し、都政に専念するよう苦言を呈する一幕があった。
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