正副議長の行方は?2017年07月20日号
第20期最初の議会となる臨時会は、来月8月上旬に開催される見込み。ここでは都議会の正副議長を決めるほか、監査委員の議員枠2名も決定する。都議選の結果を見ると、都民ファースト55、自民23、公明23、共産19、民進5、ネット1、維新1となった。
これまでの慣例では議長は第1会派から選出されている。このため都民ファーストから議長候補が選出される公算が強い。
問題は副議長で、第2会派から選出するという慣例に従えば、自民と公明の議席数は23と同じ。どちらが第2会派になるかは今のところ不明で、自民も公明も副議長候補を擁立する可能性もある。自公連携が崩れた今、先行きは不透明だ。
さらに監査委員の都議会枠2名の扱いも問題となる。
共産はこれまで「監査委員は第3会派と第4会派から選任すべき」と主張しており、第4会派となった共産の大山幹事長はポストの獲得に意欲を見せている。
19期は正副議長も監査委員も自公で分け合ったが、議会改革を掲げる都民ファーストが第1党に躍り出たことで、慣例にこだわらない議会人事となるか、ポストの行方が注目される。
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