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第20期都議会、23日に始動2017年07月20日号
2日に開票が行われた都議選の結果を受けた第20期都議会は23日から任期がはじまる。任期開始翌日の24日には、通常、会派結成届が議会局に提出され、会派名称、構成人数、会派役員などが決定する。
各会派の次期役員について、都議会第一党に躍り出た都民ファーストの会は11日、党役員人事と会派役員人事を発表した。
党役員人事では、特別顧問に小池百合子都知事が就任。代表には野田数氏、幹事長には都議選で返り咲きを果たした増子博樹氏(文京区)、政調会長に現職の山内晃氏(品川区・1期)、総務会長には新人の荒木千陽氏(中野区)が就任した。会派役員人事では幹事長に増子氏、政務調査会長に山内氏、総務会長に荒木氏が就任している。
幹事長の増子氏は平成17年の都議選で初当選したものの、3期目を目指した平成25年の都議選で落選した。今回の都議選は当初、民進党の公認で出馬予定だったが離党し、都民ファーストの会の公認候補として出馬、返り咲きを果たした。
平成21年に発足した「東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会」では、都議会民主党の論客として自民や公明と対峙した。市場移転問題でどのようなスタンスを見せるか、新人議員が多い会派の運営をどう行うのかに注目が集まりそうだ。
60名を公認したものの、当選者は23名と、歴史的惨敗に終わった自民は24日に新幹事長を選出する。現在3期目の議員が選ばれるとの見方もある一方、幹事長経験者が再選されるとの声もある。
23名の公認候補全員が当選した公明は現行の東村邦浩幹事長(八王子・4期)、橘正剛政務調査会長(板橋・3期)が続投するものと思われる。
前回の15議席から5議席と議席を減らした民進党だが、その内訳は現職3、新人1、元職1。このため現職3名の中から、経験や年齢を踏まえ新幹事長が選ばれる見込み。
前回の17から19と議席を増やした共産党は12日、引退した吉田信夫議員団長の後継に、曽根はじめ氏(北区・5期)が就任する。幹事長の大山とも子氏(新宿区・6期)、政務調査委員長の清水ひで子氏(八王子・5期)は続投となった。
会派結成届の提出から2、3日後に無所属を含めた各会派の代表が顔を合わせる「各派世話人協議会」が開催される予定。この場で、議会運営委員会に相当する「各派代表者会」の日程などが協議される。
各派代表者会では、臨時会の招集日と会期について協議するほか、各常任委員会の役職ポストの割り振り、正副議長選挙なども取り上げられる。
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