2008年8月20日号
地元の野菜や果物を食卓へ
ふれあい農園事業
世田谷区は農家の方とのふれあいを通じて都市農業への理解を深めてもらおうと、区内の農家の協力を得て、「ふれあい農園」事業を実施している。平成12年から始まった夏野菜と秋野菜の「親子野菜つみとり」企画はとくに好評で、毎年、申込者が定員を超え、抽選になるほどの人気。
去る7月6日には、世田谷区北烏山3丁目の高橋農園で、区内に住む小学生の家族20組が、トマトなど定番の夏野菜や、区内では珍しい甘長トウガラシなどのつみとりを体験。参加者からは、「季節感がわかっていい」、「親子で収穫の喜びを体験できる」などの感想が聞かれた。
農園の高橋さんは、「都市の中で農業を続けるのは厳しい状況だが、地産地消の大切さを感じてほしいし、地元の新鮮なものを食べてもらいたい。これを機に、都市農業に理解を示してもらえれば」と話している。
●問合せ/世田谷区産業政策部都市農地課農業振興係 Tel 03・3411・6658