2008年7月20日号
景観形成特別地区の指定
小笠原・父島二見港周辺
小笠原諸島は美しい自然と豊かな海洋資源に恵まれ、世界自然遺産の候補地に選定されている。小笠原諸島最大の島が父島。二見港周辺に形成された集落が島民の生活の中心地となっている。
東京都では、この父島・二見港を中心とする区域を景観形成特別地区に指定。海上や山頂からの展望を考慮し、また都道や沿道を整備するなど快適で美しい街並みを形成するため、東京都景観計画を一部変更し、7月1日から施行した。
景観形成の方針は、「小笠原まちなみ景観ガイドライン」(平成17年12月小笠原村策定)を基本とし、小笠原村の自然に溶け込む街並みの形成や、緑を感じられる風景の創出などを目指す。
悠久の時がつくりあげた自然環境との関係を重視し、空や海の深い青、森林の豊かな緑と調和した、亜熱帯の島を印象づける景観を形成する予定。
●問合せ/東京都都市整備局市街地企画課 Tel 03・5388・3265