2008年6月20日号
『花在れバこそ吾れも在り』
牧野記念庭園誌を発行
世界的にも有名な植物学者・牧野富太郎氏。1957年1月、練馬区の自宅で他界したが、その住まいに翌年12月、区立牧野記念庭園を開園。今年で50周年を迎える。昨年は練馬区が独立60周年を迎えた年でもあり、区ではこれを記念して『花在れバこそ吾れも在り』を発行した。日本ではじめて植物に学名をつけ、その後生涯に渡り1000種類以上の植物に名前をつけるなどの業績を残した牧野博士。広さ2229m²の記念庭園には、日本から外国まで博士が探し求めた約340種の珍しい植物が植えられている。
本書「花の巻」は庭園の四季のみどころを、「葉の巻」には庭園内の植物の写真を掲載し、本格的なガイドブックとなっている。「根の巻」では牧野富太郎物語として博士の経歴を追い、愛用品等を紹介。庭園内のほか、全国書店や花とみどりの相談所等で1575円にて販売している。
●問合せ/花とみどりの相談所 Tel 03・3976・9402(火曜休館)