西水元水辺公園で自然観察を行う「かつしかっこ探検隊」

　豊かな都市景観をかたちづくるとともに、地域防災の観点からも大きな役割を担う水辺の公園。葛飾区の河川敷に、昨年１１月、新たに２つの公園が整備され、区民に親しまれている。

　中川沿いの西水元水辺公園（西水元３―１）は、下流部の護岸整備とあわせてつくられたワンド（池状の水域）をもつのが大きな特徴。ここでは、水辺に暮らす小さな生き物や鳥の観察を楽しめることから、同区が運営する「かつしかっこ探検隊」にも活用されている。

　「かつしかっこ探検隊」とは、体験学習会や見学会を通して身近な自然を学ぼうというグループ。同区在住あるいは通学している児童と大人は参加できるので、詳細は区のホームページを参照されたい。

堀切水辺公園の菖蒲田

　一方、荒川に面する堀切水辺公園（堀切１―１２）は、特に防災面に配慮されて整備された。緊急時には、隣接する堀切船着場や河川敷道路と一体に機能し、救援活動の拠点ともなるよう、広場がつくられている。

　ハナショウブやオオムラサキツヅジなども植えられ、地区の代表的名所である堀切菖蒲園まで徒歩５分と近いので、花の季節に出かけてみてはいかがだろうか。

●問合せ／都市整備部公園整備課　TEL ０３−５６５４−８４４４