乳がんの早期発見には定期的な検診が欠かせないが、東京都は１０月の乳がん月間に、乳がんの早期発見を促す「ピンクリボン�@ｎ東京２００８」を実施する。

　東京都の女性の乳がん死亡率は、全国で最も高い状況にある。東京都が平成１８年にまとめた報告書、「乳がん対策の推進」によれば、全国平均の１・２倍にも達している。しかし、検診受診率は７〜８％前後と、全国平均の１１〜１２％を下回っているのが現状。

　現在、都は「東京都健康推進プラン２１」で、がん予防を重点課題とし、特に乳がんについては平成２２年度までに検診受診率を５０％とする目標を掲げている。

　「ピンクリボン�@ｎ東京２００８」の主な内容だが、１０月１日から３日までの１９時から２１時までの間、都庁舎をピンク一色にライトアップする。１日のライトアップ開始に合わせて、都庁前の都民広場でトークショウやコンサートなどを行うイベントも開催することにしている。

　会場では乳がん検診の普及活動を行っている民間団体等による展示や乳がん検診車の見学などが行われる他、ＪＲ新宿駅南口では街頭キャンペーンも行う予定。