2008年8月20日号
2016年五輪招致への道
(8)国際キャンペーンの理念を公表
16日から山手線でPR電話を運行
東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は今月四日、二〇一六年オリンピック大会の東京招致の理念を示す「結び」をデザインした招致活動のエンブレムと国際キャンペーンの標語となる「Uniting Our Worlds(ユナイティング・アワー・ワールズ)」を発表した。
オリンピック招致に関する標語は、国内では「日本だから、できる。新しいオリンピック!」だが、国外向けには「ユナイティング・アワー・ワールズ」を採用した。これは 日本古来より伝わる「結び」が、スポーツと文化を結び、都市と環境を結び、子どもと未来を結ぶなど、さまざまな連携の象徴となることを狙ってのもの。
国内での招致気運の盛り上げでは、先日、新たに招致大使に就任した古田敦也氏(スポーツキャスター)、萩本欽一氏(タレント)、クルム伊達公子氏(プロテニスプレイヤー)の三人による、オリンピック招致を呼びかけるテレビCMが九日から放送されている。北京五輪の感動を、二〇一六年には東京で実体験するため、招致の協力を訴えている。
また十六日からはJR山手線に招致を呼びかけるラッピング電車を走らせている。北京五輪開催期間中に、都内各主要ターミナル駅が含まれている山手線での広報活動を集中的に行い、招致気運を盛り上げたい考えだ。