2008年2月20日号
都議会フォーカス
(2)来年度予算を審議する第一回定例会が開会へ

 都議会は年間四回の定例会(三月、六月、九月、十二月)を開催するが、三月議会(第一回定例会)は、他の三回が二週間程度の会期なのに対し、約四十日間と倍以上の長丁場となっている。というのも、来年度予算案という最も重要な案件を審議するからだ。

 東京都の平成二十年度予算の規模は一般会計で六兆八千億円、特別会計などを加えた総額は十三兆円を超え、韓国などの国家予算を上回る。その膨大な予算を審議するため、第一回定例会では、会期中に「予算特別委員会」を設置、長時間の質疑が行われる。

 予算特別委員会の最大の特徴は、議員と知事とのやりとりが一問一答形式であること。そのため、激しい論戦になることもしばしばで、それが「都議会の華」と言われるゆえんとなっている。

 第一回定例会は二月二十日から三月二十八日までの会期三十八日間で開催、注目の予算特別委員会は十一日、十二日、十三日に総括質疑が行われるから、ぜひ傍聴をおすすめする。

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