2008年1月21日号
「子孫のための責任をどう果たすのか」
(1月11日・石原慎太郎知事)

 公明党東京都本部の新春賀詞交歓会の来賓挨拶で、地球環境問題の緊急性について訴えた。

 最近、知事が都議のパーティや会合での挨拶、祝辞で必ず触れるのが環境問題。その中で知事が口癖のように強調するのは、「このままでは自分たちの孫やその孫に顔向けできない」という「将来への責任」だ。

 千年・万年単位で変化してきた地球環境が、この数十年で劇的に悪化しているにもかかわらず、その対策は各国の目先の利益や政治的思惑で遅々として進んでいない。そうした現状へのいらだちを隠さない石原知事だが、背景には自ら提唱したディーゼル車規制などの環境施策が大きな実績をあげた自信がうかがえる。

 昨年末に公表された「十年後の東京への実行プログラム2008」でも、新たに大規模事業所へのCO2総量削減の義務化が盛り込まれるなど、環境施策の強化が目玉になっている。政治家として総仕上げの時期を迎える石原知事が将来に残そうとしているものとは?

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