東京都水道局では、水道水質に対するお客さまのニーズの高度化、多様化にお応えするため、平成１６年６月から「安全でおいしい水プロジェクト」をスタートさせました。プロジェクトでは国の水質基準よりも高いレベルで東京都独自の「おいしさに関する水質目標」を定め、目標達成に向けて、水源から蛇口までの総合的な施策展開を図ってきました。

　プロジェクトへの取組み効果を高めるため、平成１６年度からの３か年で、推進するプロジェクト施策の内容を明らかにした「安全でおいしい水プロジェクト推進計画」を策定し、高度浄水処理の導入促進、貯水槽水道対策などの施策を着実に実施してきました。

　しかし、飲み水としての水道水に満足しているお客さまの割合は、以前に比べて上昇しているものの、いまだ３割を超えるお客さまが満足していない状況にあるという調査結果もあります。

　このため、東京都水道局では現状に満足することなく、より多くのお客さまに安心して水道水をお飲みいただけるよう、平成１９年度から新たなプロジェクトの計画を策定し、新たな取組みも始めています。

　お客さまの水道水に対する不安や不満を解消し、ひとりでも多くのお客さまに水道水を蛇口から直接飲んでいただくことを目指し、今後も積極的に取り組んでいく所存です。