2008年3月20日号
京王電鉄
国領・布田・調布の3駅を地下化
平成24年度の竣工目指す
調布駅仮橋上駅舎化工事

調布駅仮橋上駅舎化工事

 ■京王電鉄京王線(柴崎駅〜西調布駅間)及び同相模原線(調布駅〜京王多摩川駅間)連続立体交差事業

 京王線二・八km(柴崎駅〜西調布駅間)と相模原線〇・九km(調布駅〜京王多摩川駅間)の計三・七kmの区間を地下化する本事業では、十八ヵ所の踏切を解消するとともに八ヵ所で都市計画道路を立体化する。これにより国領駅、布田駅、調布駅は地下駅となる。平成十五年三月に事業認可を受けた後、同十六年九月に本格工事に着手し、同二十四年度竣工に向け鋭意工事を進めている。

 これまでの進捗状況は線路下の掘削工事に向け、地下駅舎であった国領駅、布田駅の仮橋上駅舎化工事、鉄道をアンダーパスしていた品川通りをオーバーパスする仮設道路橋に切り替える工事や、線路仮受け工事等を行ってきた。調布駅構内では作業スペースが限られるためホーム上空に作業構台を設置し、構台上から線路仮受けのための工事桁を架設した。現在、布田駅や調布駅などでは線路仮受けが完了した箇所では線路下での掘削工事を実施している。国領駅〜調布駅間、調布駅〜鶴川街道付近間と調布駅〜品川通り付近間ではシールド工法を採用し、二台のシールドマシンで施工する計画であるが、国領駅〜調布駅間のシールド工事では国領駅西側にシールドマシンの基地となる立坑を構築し、昨年末にはシールドマシンの搬入・組み立てを完了した。

国領立坑のシールドマシン

国領立坑のシールドマシン

 今後調布駅では作業構台を改造して仮橋上駅舎化する工事を行い、今秋に供用開始する予定である。国領駅では平成二十年三月に下り線線路を下り線ホームの南側へ移設する工事を実施し、さらに今夏にホームを上り線側に拡幅して上り線ホームを旧下り線ホーム側に切替え、相対式ホームから島式ホームとする予定である。また、シールド工事は鶴川街道東側で立坑構築を進め、今夏には一号機(国領駅〜調布駅間)、平成二十一年春には二号機(調布駅〜鶴川街道付近・品川通り付近間)の発進を予定している。本事業のシールド工事は営業線直下で超低土かぶりの工事であり、難易度が高いことから、シールドマシン発進に向けて、施工管理や安全管理について詳細な検討を行っている。

 工事は沿線住民の方々の理解と協力を得ながら順調に進めてきているが、今後も引き続き理解と協力を高め、関係機関との連携を密にし、早期竣工を目指し工事を進めていく。

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