補正予算案を可決

  • 記事:遠藤 直彦

都議会臨時会

 4月17日に開会した都議会臨時会は22日、「令和2年度東京都一般会計補正予算案(第4号)などの予算案、条例案、専決など議案8件を、自由を守る会を除いた賛成多数で可決した

 議員提出議案「緊急事態宣言下において社会を支える医療従事者を始めとするエッセンシャルワーカーに対し敬意と感謝の意を表する決議」は全会一致で採択した。

 6日間開催された臨時会は、感染拡大が続く新型コロナウイルス対策として急遽編成された「令和2年度東京都一般会計補正予算案(第4号)」を巡る議論が行われた。

 補正予算の内容は、新型コロナウイルスに対して都がまとめた「東京都緊急対策」に掲げられている施策の内、6月までに着手すべき事項について予算を計上した。予算規模は3568億円。感染拡大の阻止、経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化、社会構造の変革を促し直面する課題を乗り越える取り組み—の3つを柱にしている。

 感染拡大の阻止に1455億円を計上、感染拡大防止協力金の創設に960億円が充てられる。都立病院や公社病院の患者受け入れ体制の強化は14億円。

 経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化には2007億円。中小企業への制度融資等に1964億円が計上され、この項目の大部分を占めている。社会構造の変革を促す取組には、112億円が計上、テレワーク活用の緊急支援に80億円が充てられた。

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