2008年1月21日号
見直そう、親子の生活習慣
子どもの生活習慣確立プロジェクト
子どもの生活習慣確立プロジェクト

 東京都では、平成18年度から3年間の重点事業として「東京都『子どもの生活習慣確立プロジェクト』」がスタートした。

 このプロジェクトは、「子どもの生活習慣の乱れ」を改善し、確かな学力や体力の基となる望ましい生活習慣を確立するため、その役割を担う「家庭の教育力」を学校や地域社会と連携しながら支援するもの。そのためのしくみとして協議会を設立し、学校、地域社会、企業、行政が、それぞれに子供の生活習慣確立の必要性を広く社会に普及するための取り組みを行っている。子どもにとってよりよい生活習慣には何が大切か、一部紹介しよう。

一日のスタートは朝ごはんから

 「食」は生活習慣の大切なキーワード。「毎日朝食を食べますか?」という質問に「1週間に4〜5日食べないことがある」「ほとんど食べない」と答えた小学生が約6%も。その理由は「食欲がない」「食べる時間がない」などがあげられている。

 これには前日の生活が関係している。夕食が遅い時間だったために食欲がわかない、夜更かししたために朝起きられず、時間がない……。これでは体に大切な栄養を適切にとることができない。また、夜型、朝食抜きの生活は、肥満や栄養不足、生活習慣病の原因にもなる。

 朝ごはんは、一日を元気にスタートするための大切なエネルギー源。朝ごはんをきちんと食べる習慣を身につけよう。

早起き・早寝が大切な理由

 ヒトには昼・夜それぞれに動く体のしくみがある。体温、ホルモンなど、体のすべてのリズムがそれに基づいてプログラムされているので、そのしくみに合った生活をしないと、体や心をよりよく発達させることができなくなる。

 早起き・早寝」を習慣にするためには、朝早く起きることから始めてみよう。カーテンを開けて朝の光を浴びる、朝ごはんを食べるなど、生活リズムを改善することによって、しだいに早寝もできるようになる。

 しかし、子どもだけに「早起き・早寝」をさせようとしても、それは子どもに負担を強いるだけ。大人自身が生活習慣を見直し、家族みんなで「早起き・早寝・朝ごはん」を実行することが、子どもたちの健やかな成長につながり、さらには大人自身の働きかた、価値観の見直しのきっかけになるのではないだろうか。

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