2008年11月20日号
「大きく変わった井の頭池 いま、何をすべきか」
井の頭自然文化園にて特別展示を開催
井の頭恩賜公園内の水生物館では、来年1月25日まで特設展示を開催中。
公園内には、明治時代までその水が飲み水にも使われていた「井の頭池」がある。しかし、湧き水が豊富で水生植物に覆われていた美しい池は大きく変わり、今はその面影は全くなくなってしまった。
池の再生のために、私達には何ができるのか。
特設展示では、「井の頭池」の昔と今の様子をパネルで紹介し、なぜ変わってしまったのか、どのような対策が考えられるのかを解説。さらに池の再生のために重要である、水生植物の復活についても紹介する。
また、昔見られた生き物、今見られる生き物を展示するとともに、水草の浄化能力が一目でわかる水槽も展示。「井の頭池」の将来像についてのアンケートを実施し、参加者と一緒に「井の頭池」の未来について考えるイベントだ。
落ち葉を踏みしめながら、“水”から環境問題に思いをめぐらせて見てはどうだろう。