2008年10月20日号
頑張れ!東京の農林漁業 Vol.8
東京ブランド(1)魚介類
東京に居ながらにして、東京産のものを口にする機会は少ない。しかし、様々なジャンルで美味しい「東京ブランド」をが売り出されている。「東京ブランド」を追うシリーズ第1回目は、東京産の魚介類。
(取材/中本 敦子)
東京の魚と聞くと、「江戸前」を思い浮かべるかもしれないが、東京の海は、伊豆諸島や小笠原諸島を含め、日本で一番広い海域を有している。そこでは、四季折々、実に60種類以上にも及ぶ魚介類が水揚げされている。
東京産の水産物は、これまで高級食材として、料理店などへ出荷されることが多く、家庭の食卓にのぼる機会はほとんどなかった。
そこで、東京の新鮮でおいしい水産物をより多くの人に味わってもらおうと、東京都漁連では、ネット鮮魚店「とれたて東京の海味(うみ)」http://www.tokyo-gyoren.or.jp/umi/をオープンした。
「とれたて東京の海味(うみ)」の水産物は、東京漁連のプロの面々が新鮮さだけでなく、品質の確かな商品を厳選し、セットにして、新鮮なうちにクール宅急便で送る。
東京ブランドの魚介類は、キンメダイ、カツオ、イサキなど現在10種だが、今後増やしていくという。地元東京産の新鮮でおいしい魚介類を一度、味わってみてはどうだろう。