2008年5月20日号
『緑のボランティア』に参加しませんか?
日々都会の喧噪の中で暮らしていると、緑に触れて自然の空気を吸いたいと思う。
戦後、東京では杉が植林されたが、手入れが行き届かず細いまま育ち、「線香林」と呼ばれるようになってしまった。東京の緑は、育てたり保全したりするために人の手が必要なのだ。
一方で近年、都民の自然環境への関心も高まってきている。身近な緑地や山間部の林の整備をしたいと思う人も多い。東京都環境局では、平成13年度より、緑に関するボランティア活動を希望する人とボランティアを受け入れる団体を募集し、登録と登録の情報提供を行う「緑のボランティア制度」を開始した。
平成19年12月現在、活動希望者は724名、受け入れ団体は67団体。それぞれ、指定の用紙に必要事項を記入し環境局へ提出すれば登録となり、情報が公開される。ボランティア希望者は自分で活動したい団体を探し、連絡を取り直接参加するという方式。
環境局主催の体験実習も年に数回行っている。自分の空いている時間を東京の緑のために活動するのも一つの過ごし方かもしれない。