両生類を絶滅の危機から救おうと、2006年に国際自然保護連合(IUCN)や世界動物園水族館協会(WAZA)が中心となり、「両生類の箱舟」(Amphibian Ark)プロジェクトが発足した。
このプロジェクトが2008年に推進する世界的キャンペーンが「国際カエル年」である。
(財)東京動物園協会が管理運営する恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園では、国際カエル年の趣旨に賛同し、2008年を通じてイベントを開催している。さまざまな要因によって少なくなりつつあるカエルをはじめとする両生類の保護や環境問題について、この夏考えてみよう。
◆上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園 合同イベント◆
東京でカエルを見かけたヨ!:各園に設置した地図「東京でカエルを見かけたヨ!マップ」にシールを貼付(11月6日まで)
●葛西臨海水族園
TOKYOカエルさわぎ:都心に生息するアズマヒキガエルをはじめトウキョウダルマガエルやニホンアマガエルなど、都内に生息する7種のカエルやオタマジャクシを展示(10月14日まで)
カエル工作教室:カードに描かれたオタマジャクシと成体に色を塗り、ピョンピョン跳ねるかわいいおもちゃを作成(7月26日)
特設展「ケロロジー〜カエルの博物誌からカエルグッズまで」:カエルグッズの紹介とカエルと人間の関係をさぐる企画展(8月1日〜31日)
●井の頭自然文化園
カエルオリンピック:カエル跳び、えさ撃ち落とし、オタマジャクシ探し競争などを開催。勝った方にはカエルメダルやカエルグッズをプレゼント(7月27日・8月3日・10日)
ずっとカエルとくらしたい:生きたカエルの展示と解説(8月31日まで)
カエルと人のコラボ文化展:カエルの工芸品や日本のアニメと世界の童謡に登場するカエルなど古今東西のカエル文化を紹介(12月28日まで)
カエルのミラクル:カエルのミラクルな行動や生態をパネルや体験展示で紹介(12月28日まで)
一蛙コレクション展〜発見! 100年前のカエル好き:元祖カエルグッズコレクターとされる小沢一蛙氏(1876〜1960)のコレクション約300点を一挙公開(12月28日まで)
※詳細は東京ズーネット
http://www.tokyo-zoo.net/amphibian_ark/
をご覧ください。