2008年5月20日号
多摩動物園が開園50周年
記念式典に常陸宮殿下が出席
式典で御言葉を述べられる常陸宮殿下(写真提供:東京動物園協会)

式典で御言葉を述べられる常陸宮殿下(写真提供:東京動物園協会)

 今年で開園五十周年を迎えた東京都多摩動物公園の記念式典が一日、財団法人東京動物園協会総裁の常陸宮殿下並びに同妃殿下など多数の関係者が出席して執り行われた。

 式典では主催者を代表して菅原秀夫東京都副知事が登壇。「昭和三十三年五月五日に開園して以来、多くの都民の皆様に親しんでいただいてきた。今後とも、子どもから大人までが知的な刺激を受けるとともに、満足感を味わえる動物園づくりに積極的に取り組んでいく」とあいさつ。

 来賓として登壇した比留間敏夫都議会議長は「近年、野生動物の生息環境の悪化に伴い、生物種の減少が進んでいるが、希少動物の保護拠点として、また、動物の生育環境保全の重要性を学ぶ場として、多摩動物公園に対する期待はますます高まっている」と祝辞を寄せた。

 なお、多摩動物公園では来年三月まで毎月、特定の動物に焦点をあて、飼育担当者が動物たちの魅力を伝えることにしている。この機会に動物たちの魅力を感じてみてはいかがだろうか。

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