車両は、首都大学東京との産学連携によるオリジナルデザインのバスを使用。車内の座席もゆったり配置

　都内を縦横に走る「都バス」。ＪＲや地下鉄ではアクセスの悪いエリアもカバーしている便利でリーズナブルな交通手段だ。渋谷から六本木を通って東京タワーを眺めながら走る「都０１系統」など、ちょっとしたドライブ観光気分が楽しめるルートもある。

　そんな都バスに新たなルートが登場。東京駅〜日本橋〜秋葉原〜上野〜合羽橋〜浅草〜両国と、下町の観光スポットを巡る、名付けて「東京→夢の下町」。４月２６日から運行を開始する。都営バスとしては、初めての観光客向けの路線で、外国人旅行客も含め、東京を訪れる観光客が、安心して東京の魅力を満喫できるよう、停留所や車内放送に日本語・英語・韓国語・中国語を使用するなどの工夫もしている。

　料金は、路線バス同様、一乗車２００円。お得な「都バス一日乗車券」、「都営まるごときっぷ」などが利用できるほか、「都バス一日乗車券」（ＩＣ乗車券を除く）なら、当日に限り、沿線の一部店舗で割引等の特典を受けることもできる。９時〜１８時台に３０分間隔で運行。「東京駅丸の内北口」と「両国駅前」を毎時００分・３０分に出発する。

　都バスを上手に利用するには、２３区内、および多摩地域の都営バスに関する路線、運賃、各種乗車券、問合せ窓口等、豊富な情報がコンパクトなサイズにまとめられている「都バス路線案内『みんくるガイド』（２００８年４月版）」を入手すると便利。都バス営業所・支所などで配布している。